こんにちは、花粉症のため日々目のかゆみと鼻水に悩まされている毎日を送っております。

さてさて、前回書かせていただいた「死語4日」「糖尿病だった」についてお声を頂きましたので追記致します。医学も生物学も、死体・遺体についても、素人の清掃人の経験からの意見としてですが、糖尿病を患っていて既に内臓のダメージがあったことから腐敗に至る条件が加速したのではと思っております。人が亡くなると基本的に内臓からの腐敗が始まっていくためです。
実のところ私の父が51歳で他界したのですが、最後を迎えたとき肝硬変から「肝臓がコンクリートのようになっていた」と担当医から言われたことがありました。腹水も溜まっており肝臓の機能低下から腎臓も悪くなり次々と影響が出ていました。3ヶ月ほど水だけの辛い絶食状態だった状態を今でも鮮明に覚えています。先に記した「既に内臓のダメージ」が正にその状態だったかなぁと思える次第です。

ついこの前は……

私どもの仕事の多くは孤独死の清掃が多いと前回書かせていただきましたが、結構な割合で「ついこの前、電話で話を……」「ついこの間は元気だった……」と聞くことがあります。素直な気持ちで「いつ頃のお話ですか?」と聞き返すと、いわゆる盆正月の連絡か、誰々のお葬式という回答が多いです。連絡をとっても年に1、2 回と言うことです。実際、私自身も親族と頻繁に会っているのか?と尋ねられると全然会っていない現状。振り返ってみると年に1回も会わない親族が大半な事に気づかされます。仕事や環境で時間が取れない、時間が合わない、遠方だったり疎遠だったり、とまぁ理由はそれぞれですが、後40年〜50年?程私が生きたとして年1回なら40年会えるかどうか……、これが私より上の親族基準なら更に回数は激減します。親族達も年々減っていき私も「ついこの間は」と口にする気がしてなりません。もしくは私もそう言われるかもしれませんね。

少々話は変わりますが、「ついこの前まで着れたのに」「あれいつ使った?」「いつかまた使えるだろう」なんてこと結構ありませんか?たぶん結局使わないで終わることが殆どだと思います。遺品整理で伺うとありがちな事、押入れ一杯のお布団や何年も前の服で一杯の洋服ダンス整理ダンス、一杯だから使えない……使わない。結果、別の収納を用意しまた溜まる。なので、2年も使わなかった物は処分なり売るなりして片付けて下さい。スッキリしますし、こんな所にあったのか!って感じで探し物が出てくるかもしれませんよ?

長くなりましたが、身の回りの物も身内にも、上手に付き合っていきたいですね、それではまた。