会社選び3つのポイント
遺品整理会社を選ぶうえでのいくつかのポイントをご紹介いたします。整理品の取り扱い、従業員の管理体制、適正な価格の3点から見ていきます。
整理品の違法性?
遺品整理・家財処で出た不要なもの。
業者に任せるか、ご自分で処理するか選択することができます。 ご自分で処理する場合、一見安価に見えますが、分別が難しく、逆に手間がかかってしまう場合あります。
業者に任せた場合、一括して不要となったものを扱ってくれます。 時間や手間をかけることなく忙しい合間に遺品・家財を整理することができます。ここで注意していただきたいのが、きちんと分別、リサイクルなどを行っている業者かという点です。近年のリサイクル料の値上げなどにより、リサイクル料をもらった上で、まとめて不法投棄するという悪質な業者がでてきています。
また、整理して不要となった品物は、一般廃棄物です。中には何も考えず産業廃棄物として埋め立ててしまう業者もいます。一般廃棄物である家財を産業廃棄物として扱うのは違法です。
高ければいい、安ければいいといったことではなく、きちんと最後まで行える業者を選ぶことが、故人を思う上でも大切なことです。
管理体制は?
大切なひとの大切な品物を扱うことになる遺品整理会社の従業員。従業員の教育がしっかりなされているかは非常に重要な要素です。部外者から見れば大したものではなくても、大切な人を失った家族にとっては、唯一残る故人の思い出でもあります。
業者の中には、作業を行う人員のほとんどがアルバイトということもあります。その中には、ただのアルバイトだから、という考えの方や、作業中に遺品をこっそりポケットに…という可能性もあるのです。
依頼を受けて仕事に当たる心構えや姿勢がしっかりしていなければ、大切に扱えるわけがありません。
従業員の細かな心遣いまで、しっかりと教育の出来ている会社を選ぶことが大切です。
適性価格はどれくらい?
突然訪れる悲しい出来事。普段の生活の中で遺品整理会社を利用することはありません。費用がどのぐらいかかるものなのかもご存じないことでしょう。実際に、遺品整理・家財処分を依頼する際の費用の相場はどれぐらいになるのでしょうか。
費用は大きく分けて次の4種類の合計で計算されます。
- 梱包費:遺品を分別、梱包する際にかかる費用
- 撤去費:遺品を運び出し、運搬する費用
- 人件費:ひとを動かす際にかかる費用
- その他:2階からの運搬や、室内で解体してから運び出すといった、運搬が困難な状況に応じて発生する費用
基本の目安金額は次の通りとなります。
- 梱包費:1m³/6,500円~
- 撤去費:1m³/9,000円~
- 人件費:1名/9,500円~
あくまでも目安となりますが、上記の料金よりも安すぎる、高すぎるといった場合は注意してください。 また、部屋の間取りでベースとなる料金が決まっている業者もあります。
また、その他にかかる費用は、会社によって異なりますので、見積もりの段階で確認した上で依頼をすることをおすすめします。